National Aerospace and Defense Contractors Accreditation Programの略称で、
航空・宇宙・防衛部品製造において、品質維持を目的とした特殊工程管理の為の認証プログラムです。

従来、熱処理や非破壊検査などの特殊工程はプライムメーカーが各サプライヤーの作業工程を個別に認証していましたが、
サプライチェーンのグローバル化に伴い増大した審査の重複を排除し効率化を図る為、
米国政府主導で1990年 非営利団体PRI（Performance Review Institute）が設立され、
第三者機関であるPRIが代表して各サプライヤーを審査・認証する仕組みとしてNadcapが生まれました。

Nadcapには現在、ボーイング社、エアバス社、ロールスロイス社、GE社など多くのプライムメーカーが参加しており、
航空・宇宙・防衛部品製造に関わる特殊工程認証のデファクトスタンダード（事実上の標準）となっています。

航空特機事業部は、国内のばね専業メーカーとしては初めて、熱処理（2006年）及び磁粉探傷検査（2007年）の認証を取得し、
現在まで維持しています。